ERPに基づく音響評価

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製品から発生する振動や騒音の抑制は、製品の品質保証や付加価値向上には欠かせない重要課題の一つです。
自動車業界では電動化が進み、これまではエンジン音に埋もれていた騒音レベルの低い音が新たな騒音となるなど、製品の高性能化・高機能化に伴う騒音への対策が益々重要になってきています。

製品から発生する音の推測手法に音響解析があります。
構造振動起因の音を推測する場合、構造解析と音響解析をシーケンシャルもしくは連成して計算する方法がありますが、いずれも音響解析が必要であり計算コストを要します。
構造解析で代表点の振動レベルを評価する場合もありますが、点で評価することで局所モードの影響を大きく受けます。

本ソリューションは、構造解析から得られるERP(Equivalent Radiated Power/等価音響放射パワー)を用いて効率よく確実な評価を可能とするもので、以下の利点があります。

  1. 音響解析を行わずに構造体から放射される音響レベルを推測できます。
  2. 面で評価するため、点評価で生じる局所モードによる過大/過小評価がなくなります。

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