- 発表日 2024/09/04
- 2024年度精密工学会秋季大会学術講演会
- DOIコード 10.11522/pscjspe.2024A.0_131
自由曲面を含む3D-CADモデル上の対称領域抽出(第2報) -自己反射対称面分抽出および計算量の分析-
近年,自動車等の製品開発ではCAEモデル作成作業自体のコストが増大しており,その時間短縮が必須となっている.CAEモデル作成では,製品形状ソリッドモデルから解析仕様に適合した有限要素(FE)メッシュを生成する必要がある.その際,ソリッドモデル上の領域に合同や対称部分があれば,基準領域にのみ高品質なFEメッシュを生成し,残りの合同・対称領域には基準領域のメッシュをコピーすることで,効率的に高品質なFEメッシュが生成可能となる.しかしモデル上からの合同・対称領域抽出は,現状CAE技術者の手作業に頼っており,作業時間を要し見落としも発生しやすい.このためソリッドモデル上の対称領域や合同領域を網羅的に自動抽出する技術が求められている.ソリッドモデル上からの対称領域抽出手法は,既に研究例があるが,自由曲面を含むモデルには適用できず,面分重心点の対称性を判定する方法のため対称性の必要条件しか判定できない.一方,三角形メッシュや点群からの対称領域抽出手法も提案されているが,離散化やモデル変換に伴う表現精度低下や,大規模モデルに対する処理効率などに課題を残す.そこで本研究では,自由曲面が含まれるソリッドモデル上から,反射対称領域を網羅的に抽出する新たな手法を開発する.既報では,面分主曲率分布を比較することで,ソリッドモデル上の反射対称領域を幾何クラスに依存せず抽出可能なアルゴリズムを提案した.本報では,既報で実現していなかった自己対称面分の抽出手法を追加するとともに,処理全体の計算量に影響を与える要因の分析を行った.















