- 発表日 2020/03/17
- 2020年度精密工学会春季大会学術講演会(オンライン)
- DOIコード 10.11522/pscjspe.2020S.0_210
CAEモデルデータ自動生成のための類似特徴形状検索手法の開発
自動車の衝突シミュレーションなどで使われる大規模な有限要素モデル(FEモデル)は,計算精度を確保するため,歪の少ない高品質なメッシュや,特徴形状部に応じ定められたメッシュ分割仕様への適合が求められる.その複雑な仕様を満たすFEモデル作成には未だ手動処理が多く残され,CAEによる性能評価プロセス全体に占める工数割合も高く,多くの期間とコストを要している.その中でも,メッシュ分割仕様が規定されているリブ等の特徴形状を複雑な製品形状CADモデル上から網羅的に抽出する作業は,特徴形状が定形でなく,境界部も滑らかであることから多くの時間を要し,また手動による見逃しも多いため,その抽出処理の自動化が強く望まれている.これまでも,FEモデルのメッシュ生成を目的としたCADモデル上からの特徴形状認識手法がいくつか提案されている .しかしいずれも,①製品形状のCADモデルデータに微小要素や隙間などのPDQのばらつきがある場合に処理の頑健性が低下する,②鋳造部品上の特徴形状のように複雑で滑らかな境界で囲まれた特徴形状の認識が困難である,③異なる特徴形状タイプや,形状や寸法が類似する特徴形状に対し,ad-hocな処理アルゴリズムの実装が必要,などの点で問題を持ち,対象としている形状特徴認識処理への直接的な適用は難しい.そこで本研究ではこの問題を解決するため,形状の三角形メッシュ表現,形状記述子を用いた基準特徴形状と全体形状間の射影変換を許容した特徴形状探索処理により,基準特徴形状と類似する特徴形状部を全体形状内から検索する手法を提案する.















